シュウカツの友

けっこうガチガチに読む本。「ワーク・ライフ・バランス」とか「日本的雇用」とか「グローバル化」とか、そういった言葉をぼんやり知っていて、なんだか就職って不安という方が、ゆっくり時間をかけて読むには適している。
要するに「無難なところに就職して定年までお勤めして、というコースはこれからもアリなのか」、専門家がいろいろな側面から分析している一冊で、学生向けなのか就職指導者向けなのか対象がちょっと曖昧な部分もあるが、客観的に就職を眺めることができそうなのがポイント。「女性のキャリアと結婚・出産」「イクメン」「海外就職」など、章立ても具体的だ。
自分はどんな働き方が向いているのか、先に考えてから就職にアプローチすれば、あとで後悔しなくて済むかもしれませんよ、というのが本書を一読して感じたメッセージ。「ロールモデルを探す」というアプローチ法も面白いです。
キビしいことも書いてあるけど、自分には不向きな道を選んじゃってあとでびっくりするよりはいいかも。うーん、マジメな一冊