シュウカツの友

著者は留学研究所の所長さん。留学カウンセリングのベテランです。
アメリカの大学の種類や仕組みについて、もう、てってー的に解説があります。
どんな大学の種類分けがあるか、そこからして、日本では知られていないですからね。
単位、科目、成績の付け方など、編入を希望するなら出願前に知っておくべき情報はもちろん、大学や寮の生活実態、授業やレポートの内容など、編入後に大きなポイントとなる情報も、ちゃんと記述されています。
読んでいくうちに「ほんとに自分、留学してやっていけるのかな」と不安を抱く場合もありそうですが、疑問にもいちいち答えてくれていますので、その場で解決したり、解決方法を探ったりできることもあるでしょう。
なので「留学したいな」という方にオススメですが、逆に、あまり留学なんて考えたことのない方が、読んでいるうちに「いいかも」と思える場合も、ありかと思います。
留学生には日本から就職のスカウトもある話が書いてあります。どうも、ニホンの大学でニホンの大学生をみんなと一緒にやっているのとは違い、トライしてサバイバルした「実績」は、リアルな経験値として企業にも見えやすくなるようです。
出願方法や、単位を認めてもらうコツ、志望校を絞り込むアドバイスなど、具体的な説明もあるので、ご安心を。
末尾は体験レポートです。ぬかりないな。