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相手に「伝わる」話し方
―ぼくはこんなことを考えながら話してきた―

池上彰 (講談社現代新書1620 2002年)
2009/7/22更新 014号
NHK「週刊こどもニュース」は、現在土曜午後6時10分から。
実は大人ファンが大勢いる。オトナは、政治やら国際情勢やら経済やらに関して“今更人に聞けない”弱点があるのが普通だ。これを見る子供の後ろでフムフム頷くご両親も多いに違いない。
著者は報道局の記者から職歴をスタート、現場から中継する“記者リポート”をするようになり、気づいたら「イブニングネットワーク首都圏」などでお茶の間に向かうことになっていた。そして1994年、「週刊こどもニュース」で初代“お父さん”となる。
相手も方法も変わる中、伝わる方法、伝えるべき内容について著者は懸命に模索する。

「面接」は就活の重要ポイントだ。面接本は山ほどあるが、たぶん正解などない。当然である。面接官も職種も企業の欲しい人材も様々なんだから。
要は「自分の売込みを、自分の言葉でする」。つまり、誰に、何を伝えるか、ではないだろうか。その意味で、著者の経験談はヒントになるかもしれない。

なお「週刊こどもニュース」は就活に有効かもしれない! 注目のニュースを取り上げた“今週の大ハテナ”も面白い(7月11日放送分では“新疆ウイグル自治区で何が?”)。ホームページで過去分も検索できる。要チェックである。