はたらく人びと

著者は『今日も森にいます』出版からの続投メンバーで、しょっぱなから「東京チェンソーズ」が登場する。というより、「東京チェンソーズ」のその後が語られ、２冊続けて読めば、より美味しいといったところ。
チェンソーズ、とうとう女子まで入ってるよ！
泣く子も黙る高学歴、高収入、ハイグレードな方々が次々と林業を志しちゃう経過を読むほどに、そうまでさせる林業とはナンだろうか、と、惹きこまれてしまう仕組みが今回も効いている。林業コンサルタント、林業女子会といった新たな切り口や、映画『神去なあなあ日常』の監督談話まであって、『神去』以降の林業ムーブメントと共に「実は森林大国であるニッポン」の現状を興味深くとらえている。
巻末に登場した関連企業データ(アドレスなど)の一覧もある。ぜひ見てみて。