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獣医保健看護学科授業紹介:動物微生物学実習

獣医保健看護学科
3年次 猪倉 康治

Q1 授業の詳細について、学びの内容がわかるように教えてください。

 微生物の基本的な扱い方や、臨床現場で使われる微生物検査を実習して、獣医療に必要とされる病原体の取り扱い技術や検査法を学びます。実際に病原菌を培養して種類を調べたり、効果のある抗生物質を調べたり、鶏卵を使って病原ウイルスの検出や性状検査をします。獣医保健衛生の検査に必要なきめ細やかな手技を身につけられます。

Q2 授業は、どのようなことを意識して取り組みましたか?

 あらかじめ操作手順を理解してから、正しい器具の選択と使い方も意識して、無菌操作を心掛けながら実験に取り組みました。動物に感染性のある病原体を扱うため、「漏らさない、拡げない」といった緊張感をもって実習に臨みました。

Q3 授業を通じて、どのような気づき(学び)を得られましたか?

 微生物が目に見えないのは理解していましたが、操作一つ一つを丁寧かつ慎重に行わなければ結果が大きく変わってしまうのを実感しました。正確で信頼のある結果を得るには高い技術力が必要で、日頃の積み重ねが必要だと痛感しました。また、病原体を扱ううえで、消毒・滅菌がいかに重要であるかを学びました。

Q4 授業の特長(魅力)や、体験してみての感想を教えてください。

 病原体を用いる緊張感のあるなか、その種類を調べていく過程の面白さや、正しい結果が得られた嬉しさを経験しました。特に、実習を通して、目には見えない微生物を目に見えるようにする技術にとても興味を持ちました。また、微生物を扱うことの難しさを実感するとともに、検査機関やワクチンメーカーが扱っている技術と同じであることに興味を惹かれました。

■動物微生物学実習 担当教員

獣医保健看護学科 獣医保健看護学基礎部門 微生物・感染症学研究分野 准教授 青木 博史
獣医保健看護学科 獣医保健看護学基礎部門 微生物・感染症学研究分野 助教 塩川 舞