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第17号:「プロバイオティクスとは? 」

プロバイオティクスという言葉を最近よく耳にしますが、いったい何のことでしょう? 21世紀に入り、医療は治療医学の時代から予防医学の時代に推移するといわれております。これにより、これまで汎用されてきた抗生物質(Antibiotics)に代わってプロバイオティクス(Probiotics)といった有用微生物の使用が今後ますます増加するものと考えられます。


 プロバイオティクスとは乳酸桿菌、乳酸球菌ならびにビフィズス菌など、腸内細菌叢を改善して有益な働きをする微生物、もしくはそれを含んだ食品のことです。プロバイオティクス利用の本来の目的は、腸内細菌叢の改善によって消化管を中心とする様々な疾病を軽減することであります。今後、プロバイオティクスの健康への影響に関する研究がますます活発に行われるものと思われます。当研究室でもプロバイオティクスのヒトや動物の健康に対する影響の評価について検討を行っております。