2月26・27日両日に行われた、農産食品学教室の卒論発表会
研究室紹介 >>
自分が当たり前だと思っている事柄を予備知識のない2年生にも理解してもらえるように話の構成を考え、発表用の資料やスライドを作製するのが大変でした。
当日の発表は自分なりに楽しめたと思います。また、今回の卒業研究発表を通じてword, excel, power point,
画像処理などパソコンのソフトをひととおり使いこなせるようになったので、卒業後も役立ててみたいです。
研究室に入ってからは、講義で学んだことを、実験を通してより深く理解できたことが多かったです。さらにその知識をいかす作業ができて途中から楽しくなりました。3年次の中盤は、授業や実習などのカリキュラムをこなすのも大変で、さらに研究室、バイトと毎日を一生懸命に過ごしていました。そんな忙しい毎日の中で、実験の待ち時間に実習のレポートを作製したりテスト勉強したりして、時間を有効活用するコツを覚えました。
発表会を経験して感じたことは、自分だけで考えているよりも人に説明することが非常に難しい、ということです。うろ覚えのこともあったし、正確な言葉で分かり易く話すことは大変でした。スライド作りは実際にやってみると面白かったです。
実験中は、液1滴の取扱いが結果に影響する、使用器具の扱い1つ1つを丁寧にしないと結果が変わる、など、気を遣う場面が多々あり、「間違えないように」「慎重に」と先生から何度も声をかけられたのが印象に残っています。また、ディスカッションでは先生から教わったことも多いですが、自分でも色々と考える機会が多かったので勉強になりました。
自分では理解していても、それを相手に理解してもらう言葉に変える難しさを思い知りました。自分の考えが曖昧だと聞いている側にもそれが伝わるので、今後は気をつけたいと思います。発表に必要な調べものは思うように進まなかったので、もう少し早く準備に取り掛かれば良かったです。発表のスライド作製はとても楽しくできましたし、発表後のアンケートでは皆から「スライドが見やすかった」との評価をいただき、とても嬉しかったです。
私の研究(酵素の精製)は同じ操作の繰り返しが多く、2年間で忍耐力を高めることができました。そんな中で、一緒に実験を進めるパートナーがいて、いつでも実験について話し合いができたのは心強かったです。途中、精製した酵素の活性が消失して実験が中断しそうになった時は、かなり落ち込みました。その後、別の手法を取り入れてからも結果が出るまで不安な日々を送りましたが、無事に結果が得られた時は本当に感動しました。最後の頃に行った実験は、同じ操作どころか初めての操作の連続だったので、新鮮な気持ちになって楽しんで取り組むことができました。研究全般を通して、諦めずに続けることこそ大事だということを実感しました。
卒業論文の要旨や発表のスライドを作る時に、初めて見た人にも分かってもらうような話の「流れ」をつくることが凄く重要だと学びました。これは当然のことなのですが、実際にやってみるとそのために試行錯誤した時間は半端なものではありませんでした。自分の理解が不十分な部分に気づくこともできて、良い勉強になりました。私は発表する時に緊張で頭が真っ白になってしまったので、「話す練習をしておけば良かった」と少し後悔しました。
実験の結果をもって先生とディスカッションをする時は、結果から様々なことを考えるのが難しかったり、先生と話し合うのに緊張したりしましたが、だんだん結果と考察がスムーズに繋がるようになったので、ディスカッションを通して成長できた気がします。
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