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教員のレポート

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「新たなる殺菌法の実用化を目指して」
学会発表「食品科学工学会」

学会発表「食品科学工学会」

小林 史幸 助教
食品工学教室

 第57回日本食品科学工学会が9月1日から3日にかけて開催されました。私は「低加圧二酸化炭素マイクロ・ナノバブル法によるSaccharomyces cerevisiaeの殺菌」というテーマについて口頭発表いたしました。
 その内容は、5~20気圧程度の圧力下で二酸化炭素ガスを微小な気泡にすることでビールなどの発酵に用いられる酵母を効率よく殺菌することができるというものです。発表の後、企業の方や共同研究を行っている他大学の先生と研究の今後の展開についてのディスカッションを行い、実用に向けて大きく前進したと評価していただきましたが、私自身まだまだ多くの課題があることを実感いたしました。
 この方法が実用化されれば、これまで熱殺菌・濾過滅菌・塩素消毒などによって生じていた食品の味や香りの損失が少なく、風味豊かな食品の製造が可能となることが期待できます。今後、食品工学教室の学生達とともにさらに発展させていきたいと考えております。
 この内容について、日経産業新聞(8月10日)、化学工業日報(8月11日)で取り上げていただいたことで、興味を持たれた企業の方々から数件の問合せがありました。
 なお、詳細につきましては12月3日の遊学講座でお話しさせていただく予定です。