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「新入生オリエンテーション」報告

小林 優多郎 助教(食品化学教室)

 食品科学科の新入生オリエンテーションが4月19日(木)と20日(金)に行われました。このオリエンテーションは、新入生と教職員の親睦を深めながら、「食品科学科」をより深く知ってもらうことを目的としています。
 初日のオリエンテーションは、阿久澤学長の挨拶から始まり、教職員の自己紹介と所属教室の紹介を行いました。そして、少人数のグループで教室を訪問し、教室の内容や大学生活について教職員に直接質問できる時間を設けました。12時頃になると教職員と一緒に昼食を囲み、大学生活や卒業後の進路等に関する会話を行い、話題が広がって盛り上がるグループもありました。
 午後の部は本学科卒業生の講演会を行いました。伊藤ハム米久ホールディングス(株)、千代田区保健福祉部(食品衛生監視員)に勤務されている先輩方から、仕事の内容や苦労話などを教えて頂き、自身の学生時代の経験談を交えて、これから大学生活をスタートする新入生へのアドバイスも話してもらいました。その後は、新入生の自己紹介を行いました。大勢の前で話すことに緊張しながらも、出身地、趣味や抱負などを話したり、一芸を披露したり、サークル仲間の募集を呼びかけたりと十人十色でした。17時からは生協食堂で懇親会が行われ、新しい仲間どうしで会話がはずみました。
 二日目は、山梨県内の食品工場視察を行いました。まず、シャトレーゼ白州工場を訪れ、アイスクリームや餡子の製造工程を見学し、アイスクリームの試食もさせてもらいました。そして、桔梗屋本社工場を訪れ、信玄餅の製造・包装工程を見学しました。新入生は、衛生管理システムや大型の製造機械を見ながら食品製造の流れを学びました。本学科の卒業生の多くは食品製造・販売関連の仕事に就いています。新入生の皆さんは、ひとりの消費者でもありますが、就職した後に、製造者としての責任も果たす必要が出てきます。このオリエンテーションの経験が、皆さんにとって、食のスペシャリストを目指して学習を進め、食品関連産業に就職する上で、有意義な体験となったのではないかと思います。