2024年12月8日(日)に動物愛護・適正飼養実習Ⅰの一環として施設見学を実施してきました。1年生を2つの班に分け、身体障害者補助犬に関わる施設として公益財団法人日本盲導犬協会の訓練施設である日本盲導犬総合センター盲導犬の里「富士ハーネス」、動物取扱施設として株式会社アットエフの宿泊施設である「ドッグリゾートWoof(ワフ)」それぞれに交互に見学しました。12月の寒気が心配でしたが天気にも恵まれ、晴天の中で両施設の特徴をしっかりと見学できました。
日本盲導犬総合センターではスライド、動画を用いた説明と盲導犬のデモンストレーションを目の前で見学し、社会における盲導犬の役割、そして盲導犬のできること、できないことをしっかりと理解することの重要性を学ぶことができたと思います。学生は2年次に動物トレーニング学実習が控えており、今回の経験は実習への参加意欲につながるものと考えられました。
愛玩動物宿泊施設では屋外の広大なドッグラン、ドッグプールなどの設備、動物が快適に過ごせるような工夫がされている客室や館内の見学と説明を受け、特別な準備なく動物と過ごすことができるというコンセプトが反映された施設であると感じました。一方で、動物の宿泊施設という特性上、その管理・運用に関わる制度や法律を修得する必要があるため、2年次に開講される動物保健看護関連法規、動物愛護・適正飼養関連法規、適正飼養指導論などの講義を受講する際にはその目的をよく確認できるものと思われました。
今年度の1年生は5月の牧場実習と合わせて学年全員で参加する学外実習が無事開催され、同級生同士の交流もより一層深めることができたのではないかと思います。学生達は2施設の見学を通じて、将来の目標や大学での学習意欲につながるような体験ができたものと考えています。このような機会をご提供くださった両施設の職員の皆様のご協力に深く感謝いたします。
▲ 富士ハーネスの見学をしている様子
▲ 集合写真