インターンシップ

日本獣医生命科学大学 日本獣医生命科学大学

インターンシップ(就業体験)について

学生が在学中の長期休み等を利用して、官公庁や企業等の様々な職場で自分の専攻や職業選択に活かすために、一定期間、就業体験をすることです。

就業体験と教育研究とを結びつけ、学習意欲及び就業意識の向上を図るとともに自主性のある人材育成を目的とし、自分の適性を知り、就職後のミスマッチを防ぐことにも繋がります。

本学では、具体的な進路に関する考えを深める機会と位置付け、キャリア支援の一環として積極的に取り組んでいます。

本学の学生が主に参加するインターンシップ

  • 農林水産省(動物検疫所 等) ※
  • 厚生労働省(医薬食品局食品安全部 等) ※
  • 各地方自治体(家畜保健衛生所、食肉衛生管理センター、動物園 等)
  • 北海道NOSAI(産業動物獣医師) ※
  • 動物病院・動物園(民営)・水族館・牧場・農場
  • JRA競馬総合研究所(馬臨床サマースクール)
  • JRA日高育成牧場(馬の育成・生産管理全般)
  • 家畜衛生対策推進協議会(中央畜産会)主催「産業動物の臨床実習・行政体験研修」
  • 各企業(一般サイトで公開しているものと、就職活動の際の説明会などで募集するもの)

※個人申込は受け付けていないので、大学で取りまとめ、推薦となります。

注)指定の申込書、履歴書、レポート、志望理由等を作成し、申込を行い、受入可となった場合、大学との契約書、誓約書、推薦書が必要になる場合があります。

お問い合わせ先

学生支援課
TEL.(0422)31-4151(代)
Mail.syushoku@nvlu.ac.jp

開室状況

開室曜日:月~金
開室時間:8:30~18:00

先輩からのインターンシップ
体験レポート

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獣医学科編

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
インターンシップレポート

獣医学科 5年次 A.F.

 平成30年8月の中旬、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)のつくば宇宙センターにてインターンシップに参加しました。宇宙を扱うJAXAと獣医、全く関係がないように思われるかもしれませんが、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」ではマウスを用いた実験が行われている他、今年3月にはJAXAと大学機関の共同研究でネコの人工血液が開発されています。日常の大学生活ではおおよそ交わることのない、近いようで遠い宇宙という領域に、足を踏み入れることができるかもしれないと心を躍らせ応募した次第です。

 今回受け入れてくださったのは、有人宇宙技術センターの中でも、宇宙で人類が生活する閉鎖環境下において水や空気の再生システムの構築を担当する部署でした。そこで私は、CO2吸収測定装置の組み立てと新たな再生システムの提案をするという課題をいただき10日間のインターンを行いました。中でも特に、新しいシステムの提案というのは、自分の専門を生かした視点で実際に実現可能な装置を検討するというもので、全く初めての経験であったため、非常に苦戦しました。しかし、職員のみなさまが、指導を含めて細やかなサポートをしてくださり、何とか形にしてインターン期間を終えることができました。

 また、作業の合間を縫って、有人宇宙技術センターで働いている様々な職員の方からお話を伺い、施設を見学させていただきました。きぼう利用センターでは、実際にマウスが飼育されていたり、病気の原因となるたんぱく質の解析であったりと獣医学であつかう内容も多く、非常に刺激を受けました。さらには、医師でもある古川宇宙飛行士から宇宙医学の講義を受けるなど、本当に盛り沢山な2週間を過ごしました。
 このインターンを通して、普段は見ることのないJAXAの内部を直接見聞きし、実際に働く方々からご指導をいただくことができ、宇宙開発の難しさやその領域の広さを体感しました。獣医学という狭い専門で学生生活を送っている私にとって、今回の経験は進路を考えるにあたり、とても大きな指針になりました。最後になりますが、この度お世話になりましたJAXA職員の皆さまと本学学生支援課の職員の皆さまに心からのお礼を申し上げます。ありがとうございました。
(2019年7月16日更新)

有限会社瑞穂農場
インターンシップレポート

獣医学科 5年次 M.J.

 私は今回、茨城県常陸大宮市にある有限会社瑞穂農場で実施されたインターンシップに参加させて頂きました。瑞穂農場は繁殖から肥育までの一貫飼育を行っており、総飼養頭数は8農場で2万頭を超え、乳肉複合経営を行っている企業です。今回は本社農場を中心に酪農部門と肥育育成部門をそれぞれ見学・実習させて頂きました。
 酪農部門では、瑞穂農場に勤務されている獣医師の先生の農場巡回に同行させて頂き、牛が快適に過ごせるよう飼育環境の改善について教えて頂きました。農場巡回で見たことと併せて乳牛1頭1頭の乳量や乳質などのデータを管理することで疾病予防や乳質・乳量の改善、治療方針の決定などを行う牛群管理についてお話頂きました。
 肥育育成部門では、それぞれの育成段階に合わせた飼料を給与や、1頭1頭の様子の確認などの飼養管理を実習させて頂き、ステージごとの注意事項についてもご指導いただきました。
 今回瑞穂農場でインターンシップを行わせて頂き、治療や繁殖検診だけでない幅広い獣医師の仕事について学ばせて頂きました。また日本有数の規模を誇る農場での機械化・省力化の進みながらもきめ細やかな飼養管理を体験できとても勉強になりました。今回のインターンシップで学んだこと、感じたことを今後の就職活動や勉学に活かしていきたいと思います。お忙しい中丁寧にご指導いただいた瑞穂農場の方々に深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
(2019年3月18日更新)

石川県 獣医師
インターンシップレポート

獣医学科 5年次 M.K.

 私は、8月28日から9月1日に実施された石川県の公務員獣医師職場インターンシップに参加しました。
 家畜保健衛生所ではヨーネ病の遺伝子検査をはじめとした様々な検査を学んだり、農家に出向いて牛の去勢、胚の移植などを見学させていただきました。直腸検査での妊娠鑑定を実際に行うこともでき、大変勉強になりました。
 保健環境センターではノロウイルスの遺伝子検査を一通り実習させていただき、リアルタイム-PCRやDNAシークエンスなど丁寧に説明してくださいました。
 普段、実習や研究室では小動物を扱うことが多く、このように産業動物の診察・検査や人の健康に関わる仕事を体験することができて非常に良い経験になりました。今回の石川県での実習を受けて、公務員獣医師のイメージが自分の中でより固まりました。就職先のひとつとして参考にしようと思います。
 この実習でお世話になった石川県職員の方々に御礼を申し上げます。ありがとうございました。
(2018年2月9日更新)

東武動物公園
インターンシップレポート

獣医学科 5年次 A.S.

 私は動物園獣医師という仕事に興味があり体験してみたいと思い、今回東武動物公園で獣医実習をさせて頂きました。東武動物公園では全120種類1200頭の動物が飼育されており、エサやり体験など様々なイベントがあります。
 東武動物公園の獣医師は獣医業務に加えて飼育業務も行なっていました。飼育をしながら1200頭もの動物の健康を支えていることに大変驚きました。実習中は主に獣医師の先生方に同行させて頂きました。担当動物の飼育業務の合間に体調不良の動物の往診、死亡個体の剖検などを行なっていました。日曜日にはイベントに参加させて頂き、動物園の役割の一つであるレクリエーションを体感させて頂きました。
 実習中に投薬のため麻酔銃を使用している場面を近くで見学させて頂きました。麻酔銃を使用する際には、動物が急に暴れても怪我をしない場所で行い、針が刺さった後薬液は注入されたか、針はどこに落ちたかなど多くの注意点がありました。残念ながら投薬した個体は数日後に亡くなってしまい、剖検を行いました。剖検をすることで死因を特定し、今後の治療や飼育態勢の向上に繋がります。大型の野生動物では身体検査などを行うことが困難なため病気の早期発見は難しいと考えられます。この件から野生動物の治療の難しさを痛感しました。
 また、獣医師自らキリンのハズバンダリートレーニングを行っている所を見学させて頂きました。このトレーニングによって動物も人間も安全に健康管理が出来るようになります。動物の健康を守っていく上で非常に重要なトレーニングであることを学びました。
 今回の実習で動物園獣医師は動物の治療だけではなく、飼育によっても動物の健康を守っていると学びました。そしてとてもやりがいのある仕事だと思い、より魅力を感じました。この経験を基にこれからも勉学に励みたいと思います。最後になりましたが、実習を受け入れて下さり指導して下さった皆様に感謝申し上げます。
(2017年10月10日更新)

厚生労働省 医薬・生活衛生局 食品監視安全課
インターンシップレポート

獣医学科 5年次 A.Y.

 私は厚生労働省の医薬・生活衛生局 食品監視安全課のインターンシップに参加しました。食品監視安全課は食品の安全確保のための調査や指導を行うことで食品に起因する衛生上の危害発生防止に重要な役割を果たしています。リスクを最小限にするためにも食品安全委員会や農林水産省、都道府県などの行政機関と連携を行い食品衛生に関するリスク管理を行っています。
 また、水産安全係・輸出食肉係・乳肉安全係・食中毒対策係などいくつかの係に分かれており、インターンシップ中には各係の業務体験をさせて頂きました。さらに配属先でもある国立感染症研究所や医薬基盤健康栄養研究所、食品安全委員会にも訪問させて頂きそれぞれが果たす役割や業務内容を知る事が出来ました。また情報の収集から対策までの流れにおいて行政機関との連携や情報の伝え方の重要さを学びました。
 今回のインターンシップで、厚生労働省の業務を知れた事はとても貴重な体験でした。この経験を基に今足りない力を養い今後に生かしていきたいと思います。この場をお借りして、お世話になった方々に感謝申し上げます。
(2017年10月18日更新)

NOSAI千葉
インターンシップレポート

獣医学科 4年次 T.I.

 私は獣医学科の研究室で牛についての勉強をしてきましたが、実際の牛の臨床現場における獣医師の役割や職場の雰囲気などを体感したいと思い、長期休暇を利用してNOSAIへ行くことを決めました。今回の実習を受け入れて頂いた千葉県は全国の中でも有数の畜産県であり、NOSAIが運営する診療所が県内に8ヶ所設置されています。私はその中の東部家畜診療所で1週間の実習をさせて頂きました。診療所では、共済に加入している畜産農家からの依頼を受けて、牛や豚などの診療を行うために農家を訪問します。実習中は診療所の先生方の往診に同行させて頂き、牛の病気の治療や繁殖検診などを見学しました。そこで牛の乳房炎や第四胃変位などの多くの症例を実際に見ることができて、さらに検査や治療などについても丁寧に教えて頂き、とても勉強になりました。お世話になりました診療所の先生方や農家の方々に深く御礼を申し上げます。お忙しい中、本当にありがとうございました。とても多くのことを学ばせて頂き、また畜産や診療の他にも色々なお話が出来て楽しかったです。
(2017年9月20日更新)

獣医保健看護学科編

京都市動物園 野生鳥獣救護センター
インターンシップレポート

獣医保健看護学科 3年次 C.T.

 私は京都市動物園の野生鳥獣救護センターで救護実習として10日間、救護された鳥類のお世話や保定、動物園で展示されている主に救護センター出身の鳥類のお世話、過去のイベント体験等をさせて頂きました。鳥類の保定の際には、種類ごとに異なる危険な部位を意識しながら保定することが大切であると教えて頂き、また人に全く慣れていない野生動物を相手にする緊張感を実感しました。イベントは雛の誤認保護について伝えるなど普及啓発活動の役割を担っていることを知り、将来自分も動物の近くで働きながらそういった広める活動を行いたいとより強く思いました。最後に、このような状況下で実習を受け入れてくださり、ご指導いただいた皆様には心より感謝申し上げます。
(2021年10月22日更新)

農林水産省動物検疫所川崎出張所他
インターンシップレポート

獣医保健看護学科 3年次 A.O.

 私は夏季休暇を利用し、農林水産省動物検疫所 川崎出張所、横浜本所の畜産物検疫課において、5日間にわたりインターンシップに参加させていただきました。
 川崎出張所の港業務では、主に肉製品の書類検査、現物検査、解凍検査を行いました。
 郵便局業務としては、検疫探知犬を用いて郵便物の検査を行い、輸入禁止品が含まれていた場合には家畜伝染病予防法に基づき通知書の作成を体験しました。
 畜産物検疫課では、稲わらや羽毛、馬の毛の現物検査、消毒の様子を見学しました。
 インターンシップでは、毎日異なる業務を体験し、とても刺激的な日々でした。動物検疫所の業務の幅広さを改めて実感し、業務内容の面白さにますます興味が掻き立てられました。さらに、法律に基づき仕事を行う責任の重さを体感し、やりがいに溢れる家畜防疫官の仕事に魅了されました。
 大変貴重な機会をくださり、温かいご指導をいただきました動物検疫所の皆様に、心より感謝申し上げます。今回学んだ事や、高められたモチベーションを糧に、これからの就職活動に励んでいきます。
(2019年10月16日更新)

公益財団法人日本盲導犬協会 日本盲導犬総合センター 富士ハーネス インターンシップレポート

獣医保健看護学科 3年次 M.Y.

 私は、夏期休暇の2週間を利用して、公益財団法人日本盲導犬協会日本盲導犬総合センターのインターンシップに参加しました。
 生まれたばかりの子犬からお母さん犬、訓練犬、引退犬など、様々なステージの犬たちの日頃のお世話を手伝わせて頂きました。
 中でも、親子のお世話を担当することが多く、毎日体重を測ったり、一緒に遊んだりして行動を観察していく中で、子犬の成長を感じられたことがとても印象に残っています。また、毎年1回行われる慰霊式や、外部での普及活動、駅周辺での歩行訓練に同行し、インターンシップならではの貴重な経験をすることができました。
 訓練では、自分が障害物(歩行者)役として参加させてもらい、訓練士さんがどう教えているか、犬たちがどう学習していくかということが分かり、とても勉強になりました。
 最後に、今回のインターンシップで、たくさんのご指導・貴重な経験をさせて頂いたこと、心より感謝申し上げます。
(2017年10月10日更新)

宮崎県(畜産職)
インターンシップレポート

獣医保健看護学科 3年次 H.T.

 私は夏季休暇を利用し、5日間、宮崎県庁 農政水産部 農政企画課(畜産職コース) のインターンシップに参加させていただきました。私は将来、地元である宮崎での就職を考えており、宮崎でさかんな畜産を通して県庁の仕事を知りたいと思い参加を決めました。
 初日に県庁の長期計画を拝見しました。大きな目標と達成するための細かな目標にとても興味を惹かれました。今までの宮崎県の発展もこのような計画によって実現出来たのだと感じました。
 その後、県庁では主に3つの仕事を体験しました。1つ目は本庁での仕事です。行政を行う所であり、イベント企画、防疫対策、データ処理、統計など様々な業務を体験しました。膨大なデータを、処理し傾向を見て対策を考えていくことで県民を支えているのだと思いました。
 2つ目は普及センターでの仕事です。企業や農家さんと飼料の試作をして、結果を話し合う所を見学しました。農家さんに寄り添って共に考えるという姿が見られました。農家さんを身近に感じる現場で、農家の生活にも触れさせていただき、責任の重さも一層感じました。
 3つ目は畜産試験場での仕事です。人工受精、DNA解析、飼料の実験など様々な実験がなされていました。1個体ずつ細かく管理されており、DNAレベルでの評価に面白みを感じました。根気強く実験していく事の大切さが分かりました。
 3つの現場を、実際に見ることで全体的に仕事を理解出来ました。どの仕事も責任の重さがあるからこそやりがいがあるのだと思います。「働く」ということがリアルに実感でき、とても有意義なインターンシップになりました。今回、大変貴重な体験をさせていただき、様々なお話も聞けました。お世話になった方々に心より感謝申し上げます。
(2017年10月5日更新)

動物科学科編

群馬県 浅間家畜育成牧場
インターンシップレポート

動物科学科 3年次 N.K.

 私は夏季休暇を利用して1週間、浅間家畜育成牧場にインターンシップを兼ねた実習に参加させていただきました。
 こちらの牧場の飼養牛は県内の農家や学校から受託された育成牛のため、常に緊張感を持って管理されています。実習では、そんな環境下で様々な業務に触れることが出来ました。朝・午後の巡視の際には草地や牛舎での牛追い、配合飼料の給餌や健康管理、直腸検査の体験、見学などの経験や講義を受け、飼養管理と草地管理、牧場内の野生動物について学びました。 また、期間内での繁殖を目指した発情行動の観察やその繁殖管理を経験することもできました。
 私は放牧を実施している牧場での実習は初めてだったので、放牧時の牛の行動などを実際に経験し、授業だけでは理解しきれなかった部分を学び、さらに繁殖管理やその際の体の変化の確認などでは、座学では分からない個体差や性格などを新たな視点から見ることが出来、理解がさらに深まったように思います。私が今回経験したことを新たな視点で学ぶことや進路を考えるきっかけにしたいと思います。
 最後になりましたが、今回の実習でお世話になった浅間家畜育成牧場の皆様に心から感謝を申し上げます。
(2017年10月5日更新)

中部飼料株式会社
インターンシップレポート

動物科学科 3年次 K.H.

 私は進路を考えるにあたり、産業動物の飼料に興味をもち、視野を広げたいという思いから中部飼料株式会社のインターンシップに参加しました。インターンシップでは、北海道にある工場見学と牧場で就業体験をさせていただきました。
 工場見学では原材料から飼料になる一連の流れを見学させていただき、加工技術の高さを感じました。また、差別化飼料に力を入れていることや、差別化の工夫を学びました。
 また、しらおい牧場での就業体験では、受精卵移植の見学と、素牛の市場で競りを見学させていただきました。受精卵移植では、雌牛からの受精卵収集、受精卵の選別、他の雌牛に移植する過程を見学させていただき、大学の授業で学んだ技術が実際に行われているのを間近で見ることができたので、理解が深まったように感じます。
 今回のインターンシップを通して会社ホームページだけではわからない実際の現場を知ること、知る大切さを学びました。4日間という短い期間でしたが中部飼料株式会社の皆さま、キャリア支援センターの皆さまに心から感謝申し上げます。

千葉県畜産総合研究センター
インターンシップレポート

動物科学科 3年次 Y.A.

私は夏期休暇を利用して千葉県畜産総合研究センターのインターンシップに参加してきました。千葉県畜産総合研究センターでは、千葉県で良質で安全な畜産物を効率的に生産するため、地域資源の循環利用を中心とした畜産技術の研究開発を行っています。
 今回私は、乳牛・肉牛・育成牛の飼料給与、哺乳、搾乳、直腸検査、除角、鼻紋採取や、養鶏場見学、鶏の雌雄判別、ワクチン接種、飼育されている12種の鶏の卵の食べ比べ等を体験し、飼料作物の収穫・調査の手伝いもさせていただきました。また、豚については千葉県食肉公社での屠畜場の見学、枝肉調査、肉質検査を体験させていただきました。
 今回のインターンシップを通して、今まで経験したことのない貴重な経験ができました。知識として得るものも多く、とても充実した1週間でした。千葉県畜産総合研究センターでの仕事は大学で得た知識を活かし、私の生まれ育った 千葉県の畜産業の振興に貢献できる、とてもやりがいのある仕事だと感じました。このような大変貴重な体験をさせていただき、お世話になった皆様には心から感謝しております。今後は、残り1年間勉学に励みつつ、自分の進路についてしっかり考えていきたいと思っています。

食品科学科編

農林水産消費安全技術センター(FAMIC)
インターンシップレポート

食品科学科 3年次 M.M.

 私は検査系の仕事を体験したく今回のインターンシップに参加し、5日間のなかで多くの業務を体験させていただきました。
 インターンシップ期間中では検査品の入手をはじめ、実際に私自身が試薬や試料の調整も体験できました。私が参加させていただきました表示監視部表示指導課では、デスクとPCも用意していただき、技術系作業後の報告書類の作成などをやらせていただくこともありました。検査業務では、表示に関する確認の検査や品質を保障する検査を行いました。大学の実習では班でやることが多いため作業を一人ですべてやることはあまりないですが、今回のインターンシップでは一人ですべての作業をやることができました。また、常に職員の方が隣でアドバイスや注意点を教えてくれながら作業をしました。
 検査中にできる空き時間に検査の原理や機器の説明、職員さん自身の経験談、大学で行っていた研究の内容など多くの話を聞くこともできました。5日間を通して検査の仕事がどのようなものなのか実際に体験し感じたことが多くありました。
 最後に、今回ご指導いただきました農林水産消費安全センターの職員の皆さまに厚く御礼申し上げます。
(2017年10月5日更新)

横浜市健康福祉局健康安全部
インターンシップレポート

食品科学科3年次 M.K.

 今回私は夏季休暇中の4日間、横浜市健康福祉局 健康安全部 食品衛生課・生活衛生課・健康安全課にて、衛生監視員に関するインターンシップに参加させていただきました。
 インターンシップでは衛生監視員の業務内容に関する説明と、衛生監視員が配属される施設の業務説明をしていただいた後、検査室などを見学させていただきました。
 衛生監視員は食品事業者から製品を集めて(収去)検査するだけでなく、食中毒防止の啓発活動や、銭湯や海水浴場の水質検査、商業施設の許認可業務、ペットの適正飼育の呼びかけなども行っています。そのため、衛生監視員が携わる施設は各区の保健所や本庁の他に、衛生研究所などの検査施設や動物愛護センターといった動物とかかわる施設等、多岐にわたります。
 これまで私は、衛生監視員という仕事は検査室で1日を過ごすことがほとんどで、職場の方以外の方との会話はほとんどないものだと思っていました。しかし実際には視察や収去、監視指導といった外で多くの人と関わる仕事だということにとても驚きました。また、衛生監視員は食品に関する仕事しかしないと思っていましたが、実際には水質やハウスダストの検査といった環境に関するものや、犬猫の保護や譲渡を行う仕事など、様々な仕事があるということを学びました。
 4日間という短い期間でしたが、衛生監視員の業務内容を知ることが出来ただけでなく、これまで抱いていた公務員や衛生監視員のイメージが大きく変わり、今後の就職活動に向けて貴重な経験をすることができました。最後になりましたが、本来の業務でお忙しい中、私たちに時間を割いて下さった横浜市健康福祉局の皆様に厚く御礼申し上げます。
(2017年9月26日更新)

農研機構食品研究部門
インターンシップレポート

食品科学科3年次 K.I.

 私は、夏季休暇を利用して、茨城県つくば市にある農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門信頼性評価ユニットでインターンとして実験を行いました。実験内容は、江戸崎かぼちゃの安定同位体比の測定です。
 江戸崎かぼちゃは、茨城県稲敷市及び牛久市桂町で生産されている国の地理的表示(GI)保護制度により登録された地域ブランド産品です。堆肥を活用した土や統一した肥料を使って栽培し、ほくほくとした食感で完熟ならではの甘みがあり、一般のかぼちゃの約2倍の価格で取引されています。このような地域農産物のブランド保護に役立てる目的で、江戸崎かぼちゃを取り上げ、生産地の土壌や気候、水の情報を反映する果肉部の窒素、炭素、酸素の安定同位体比を調査しました。かぼちゃの果肉部を粉砕後、安定同位体比分析計で測定を行う中で、その測定原理や装置の使用方法、得られたデータの解析方法などを学びました。
 数多くの分析サンプルの秤量は微量のため繊細な作業で大変でしたが、地道に繰り返し実験を行うことで多くのデータが集まり、産地判別技術が確立され、消費者が安心して購入して食べることができる食品の供給に繋がることを実感しました。
 インターンシップでお世話になった信頼性評価ユニットの方に心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。
(2019年10月16日更新)

過去のインターンシップレポート