過去のインターンシップレポート

日本獣医生命科学大学 日本獣医生命科学大学

過去のインターンシップ
体験レポート

※以下のボタンをクリックすると各項目へ移動します。

最新のインターンシップレポート

獣医学科編

農林水産省 動物検疫所(本所) 検疫部動物検疫課
インターンシップレポート

獣医学科 5年次 K.N.

 私は外来動物の伝染病について研究するなかで防疫に興味を持ち、実際にどのような業務を行っているか体験したいと思い、動物検疫所でのインターンに参加しました。
 動物検疫所は水際防疫を担っており、国内の衛生状況を保つために非常に重要な役割を果たしています。輸入される動物種は地域ごとに特色があり、港か空港かによっても異なります。私がお世話になった本所では、主に豚や競走馬などの家畜および、キリンやアルパカといった特殊動物について検疫業務を行っています。
 輸入された動物は一定期間係留し、家畜伝染病予防法(以下、法)で指定された伝染病に罹っていないか検査します。例えば法で家畜伝染病に指定されている馬伝染性貧血は寒天ゲル内沈降反応によって判定し、届出伝染病に指定されている馬パラチフスは試験管凝集反応によって判定します。
 検査以外にも、相手国で発行された健康証明書の確認などの事務作業も行っています。
 今回のインターンで動物検疫所の業務は責任があり、そして同時にやりがいがあると感じました。この時期にインターンに参加することができ、進路を決めるうえで有意義な経験となりました。この場をお借りして、インターンを受け入れてくださった動物検疫所本所の皆様に感謝を申し上げます。

農林水産省 消費・安全局 畜水産安全管理課
インターンシップレポート

獣医学科 5年次 M.M.

 私は夏季休暇を利用して、農林水産省でのインターンシップに参加しました。インターンシップでは消費・安全局、畜水産安全管理課での業務を体験しました。またそれ以外にも、動物医薬品検査所、動物検疫所、(独)動物衛生研究所などの施設を見学させていただきました。
 畜水産安全管理課は飼料や動物用医薬品等の生産、流通及び消費の増進、改善及び調整など畜水産物の安全確保に関することを行っています。私は畜水産安全管理課の業務の1つである、畜産物に含まれる可能性のある有害物質の情報収集を手伝いました。畜水産安全管理課では問題が起きた際に対処することはもちろんのこと、問題を未然に防ぐことが重要であるため、日本国内および海外でどのようなことが話題となっているか常に情報を得て、調査し、消費者に喚起しています。また情報の伝え方も重要で生産者と消費者の双方の立場に立って考えることが大切です。私はこの業務を通じてどのような作業にも意味があり、その目的およびそれを達成するためにはどのようなことが必要であるかを常に考えることが重要であることを学びました。
 農林水産省関連施設見学では本省とは異なる業務を見学でき、大変興味深かったです。動物検疫所は水際防疫を担っており、国内の衛生状況を保つために非常に重要な仕事です。動物検疫所では一般の旅行者を相手にすることがあり、衛生に関してあまり知識のない人たちに対してわかりやすく説明し理解してもらい協力してもらわなければならず、そのためにポスターを作製したり、靴底消毒マットを検疫のところに置いたり、空港に展示コーナーを設置したりなどさまざまな工夫をこらしていることが、特に興味深かったです。
 今回のインターンシップで農林水産省の業務は非常に幅広く、さまざまな人に出会え、さまざまな体験ができ、とても魅力的であると感じました。この経験を基にこれからも勉学に勤しみ、将来社会に貢献できる人材になるよう精進したいと思います。今回インターンシップを受け入れてくださり、指導してくださった皆様に感謝いたします。

日高地区農業共済組合
インターンシップレポート

獣医学科4年次 R.N.

将来の進路を考えるにあたって、獣医師が働く様々な現場を知りたいという思いと、馬の診療を見てみたいという思いから、夏季休暇中に北海道日高市にあるNOSAI日高(日高地区農業共済組合)の三石家畜診療センターへ実習に行きました。NOSAI日高にはいくつか診療所があり家畜診療センターもそのうちの一つなのですが、他の診療所と大きく違うところがあります。それは二次診療を専門としているところです。センターには馬に全身麻酔をかけて手術を行うことができる設備が整っており、毎日馬の手術が行われていました。私にとって馬専用に設計された施設や、馬の診療はすべて目新しくとても新鮮でした。今回の実習で感じたことは、日々の勉強の大切さです。骨折の手術でも開腹手術でも、解剖学、生理学、麻酔学など様々な知識があって初めて動物の治療をすることができるのだと思いました。大学の授業の大切さを痛感し、この気持ちを忘れずに勉強を頑張りたいと思いました。最後になりましたが、今回の実習でお世話になった家畜診療センターの先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。

座間在日米軍基地動物病院
インターンシップレポート

獣医学科 6年次 R.U.

 神奈川県座間市にある座間在日米軍基地で5日間の臨床実習に参加しました。私はアメリカで生活していた経験があり、将来は数年間アメリカで獣医学について学んでみたいと考えており、この実習を紹介されてすぐに応募しました。
 診療所は日本人の獣医師1人以外は全員軍の方で、とても独特な雰囲気を感じました。診察中、先生から「飼い主の教えてくれた症状からどういう疾患が考えられる?」、「この検査結果はどう解釈する?」、「今後の治療プランは?」などの質問が浴びせられ、答えを引きだすのに必死でした。実習3日目には初めて英語で問診する経験もでき、アメリカでは学生にさまざまなことを実際に体験させるというスタンスなのだと実感しました。
 実習を終えて、以前は漠然とアメリカに行きたいと考えていましたが、考えが甘かったことを再認識しました。手術で助手として参加した際、馴染みのある手技であったにも関わらず解剖学的名称が英語で言えず、質問に対して思い通りに答えることができずに悔しい思いをしました。この悔しさをバネに今後勉強をしていく意欲につなげていきたいと思います。
 今回のインターンシップ参加に当たりお世話になったキャリア支援センターの皆様、および基地のMajor Anderson先生、Yoshikawa先生にこの場を借りて深謝申し上げます。

農林水産省動物検疫所沖縄支所
インターンシップレポート

獣医学科 5年次 Y.A.

私は夏季休暇を利用して、農林水産省動物検疫所沖縄支所のインターンシップに参加してきました。
 動物検疫所とは世界各国において発生している口蹄疫、高病原性鳥インフルエンザ、狂犬病などの動物の伝染病を国内に持ち込まないように、水際防疫を行っている国営機関です。全国の主要な空港及び港に配置され、海外から輸入される動物や畜産物の検査を実施することによりこれらを介して伝染性疾病が日本に侵入することを防いでいます。
 今回私は港での旅客船携帯品検査業務や、空港での貨物・携帯品検査、犬の輸出入検査、また港に配置されている倉庫内の輸入畜産物検査業務や、検疫所内での輸入畜産物の精密検査業務等の就業体験をさせていただきました。もともと公務員獣医師に関心があったため、地方自治体のインターンシップには何度か参加したことがありましたが、都道府県単位の防疫と国の水際防疫とでは規模も業務内容も大きく異なり、とても新鮮でした。業務では家畜伝染病予防法など大学の講義で習った内容、獣医微生物学実習や獣医衛生学実習で行った検査法もたびたび登場し、大学で得る知識や資格が大いに役に立つ仕事だという印象を受けました。全国転勤が多くなかなか大変な仕事ではありますが、女性技官も沢山活躍されており、やりがいのある魅力的な仕事だと思いました。
 大変貴重な体験をさせていただき、お世話になった皆様には大変感謝しております。今後は残りの1年間でさらに獣医学に関する専門知識をつけるとともに、文書作成や空港での対人業務において強く必要性を感じた、英語の勉強にも力を入れたいと思います。

獣医保健看護学科編

農林水産省動物検疫所中部空港支所他
インターンシップレポート

獣医保健看護学科 3年次 A.T.

 私は、中部国際空港の動物検疫課、精密検査部海外病検査課、名古屋港中部空港支所名古屋出張所で、一週間にわたりインターンシップをさせていただきました。空港では検疫探知犬を用いた海外旅行客の手荷物検査やペットの輸出入の管理、海外病検査課では発育鶏卵を使った鳥インフルエンザの検出試験、名古屋出張所では船により輸出入される対象物の書類審査や現物検査など、他にも動物検疫所の様々な業務の見学・体験をさせていただきました。
 動物検疫所は、空港、精密検査部、港でそれぞれ業務内容や職場の雰囲気が全く異なっていて、一週間、毎日新しい体験ができてとても有意義でした。全ての業務は、監視伝染病が日本に侵入することを防ぐために、非常に大切な仕事であると感じました。家畜防疫官という仕事は、責任感とやりがいに溢れる、とても魅力的な仕事であると思いました。
 今回、大変貴重な体験をさせていただき、お世話になった皆様に心より感謝申し上げます。インターンシップでの経験や、学んだことを自分の自信に変えて、これからの勉学や就職活動の励みにしていきたいと思います。

エプソン品川アクアスタジアム
インターンシップレポート

獣医保健看護学科 3年次 M.A.

夏季休暇を利用して、2週間、インターンシップを兼ねた水族館実習に行きました。私はイルカ班に配属され、水門の開閉やごはんの準備、検温や水を飲ませる補液の補佐などを行いました。実習後半からはふれあいイベントの「イルカトレーナー体験」の説明係を任せてもらえることになり、仕事を全うすることができました。学びの施設でもある水族館ではイベントの他にもたくさんお客様と接する機会があります。特に多かったのが動物について質問されることです。正しい知識を持つことはもちろん、相手によって言葉を使い分け、より分かりやすく伝えなければなりません。言葉ひとつでニュアンスが変わり、正しく伝わらなかったり、怖い印象を与えてしまうことがあり、人に伝える難しさを痛感しました。
 また、実習先の方々のご厚意で獣医師による検診やイルカとアシカの採血を見学することができ、獣医療についても学ぶことができました。そこでは大学で習った器具が使われており、知識があったおかげで一歩踏み込んだ質問をすることができました。
 この実習のお陰で、限られた時間の中で優先順位や効率を考えながら行動できるようになりました。そして大学での授業の大切さを実感し、勉強に対するモチベーションが高まりました。この2週間で学んだことを活かしてさらに勉強に励んでいきたいと思います。
 最後になりましたが、この実習にご協力いただいたアクアスタジアムの皆様、先生方、キャリア支援センターの方々、全ての方に心より感謝申し上げます。

公共財団法人日本盲導犬協会 日本盲導犬総合センター 富士ハーネス インターンシップレポート

獣医保健看護学科 3年次 H.M.

 私は夏季休暇を利用して、2週間、公共財団法人日本盲導犬協会日本盲導犬総合センターのインターンシップに参加しました。
 訓練中の犬はもちろん、子犬から引退犬までたくさんの犬たちの散歩やグルーミングや日ごろのお世話のお手伝いをさせていただきました。普及活動としてはPR犬と一緒に募金に行ったり、小学生に盲導犬のことを伝えるためのデモンストレーションに同行しました。
 また、9月に行われる慰霊式や子犬の委託式なども見学させていただきました。この施設は見学のできる施設ですが、このような式典に参加することはインターンでしかできない貴重な経験でした。
 訓練見学では、訓練犬が実際に訓練している様子を見ることができました。デモンストレーションなどを見ることはあっても訓練でどう教えているのかを知る機会がなかったので、とても勉強になりました。さらに、アイマスクをつけてハーネスを持ち、訓練犬と一緒に歩かせてもらいました。
 最後に、今回のインターンシップでさまざまな経験をさせていただき、お世話になった方々に心より感謝申し上げます。

神奈川県庁食品衛生課
インターンシップレポート

獣医保健看護学科 3年次 M.W.

(食の安全に関する講習会 風景)

 私は8月の5日間、神奈川県庁の食品衛生課のインターンシップに参加させて頂きました。
 食品衛生課は、乳肉衛生・動物保護、食品衛生、食の安全推進の3グループより成り立ち、それぞれが食肉衛生検査所や動物保護センターの運営、大型製造・流通施設での立ち入り検査、県民への食品衛生に関する知識の普及など多岐に渡る役割を担っています。
 今回のインターンシップでは、食の安全推進グループが県民に対して行っている食の安全に関する講習会をお手伝いさせて頂きながら、県庁の食品衛生課が担う役割について学ばせて頂きました。県庁の他、神奈川衛生研究所、三浦市にある神奈川県鎌倉保健福祉事務所三崎センターなどの関連施設に出向き、それらが県内の食品衛生を保つ上でどのような働きをし、検査や監視を行っているかなどを実際に施設や現場を案内して頂きながら伺うことができました。
 県庁ではどのような公務を行っているのか、あまり知らなかった私にとって、このインターンシップはとても貴重な経験となりました。県民の方を対象に行った講習会では、県民の方の声や意識を受け、よりそれらを反映した内容を取り上げていこうと努める職員の方々の姿を見て、県庁とは人と関わる仕事でもあるのだと強く意識しました。
 インターンシップは、実際に現場を見ることで、公務員という仕事に対してより明確なビジョンを持つことができる貴重な機会だと思います。私自身も、今回のインターンシップの中で就職に対して新たな関心を持つきっかけを掴むことができ、とても有意義な5日間を過ごすことができました。
 この場をお借りして、お世話になりました食品衛生課の方々、並びに各所施設の職員の方々に厚く御礼申し上げます。
(2015年10月30日更新)

公益財団法人日本盲導犬協会日本盲導犬総合センター
インターンシップレポート

獣医保健看護学科 3年次 A.A.

私は夏季休暇を利用して、公益財団法人日本盲導犬協会日本盲導犬総合センター(富士ハーネス)のインターンシップに行ってきました。富士ハーネスは、盲導犬の育成のほかに、盲導犬デモンストレーションや仔犬、引退犬の見学なども行っている「見学できる」盲導犬の施設です。
 インターンシップでは、候補犬のグルーミングや運動と、募金活動のお手伝いをしました。また、訓練の様子も見学させていただき、アイマスクをして、訓練犬と一緒に街中を歩く体験などをすることができました。学校ではなかなか行うことのできない体験を多くさせていただき、盲導犬、ひいては犬全般に関する知識が深まったように感じます。
 最初は、犬を褒めることがどうしても気恥ずかしかったのですが、インターンシップを通じて、褒めること、そして犬が喜んで仕事をすることの大切さを学ぶことができました。
 最後になりましたが、このインターンシップでお世話になりました富士ハーネスの皆さま、キャリア支援センターの皆さま、全ての方に心より感謝申し上げます。

農林水産省動物検疫所神戸支所他
インターンシップレポート

獣医保健看護学科 3年次 F.W.

私は2週間の間、神戸港の神戸支所、大阪港の大阪出張所、関西空港でインターンシップをさせていただきました。港では輸入畜産物の書類検査と現物検査、ペットフードの無菌検査を見学・体験させていただきました。空港では探知犬の活動見学やカウンター業務・携帯品検査の補助の他、郵便物の検疫の見学もさせていただきました。
 インターンシップに参加したことで、動物検疫所の具体的な業務について知ることができました。また、動物検疫所の方々をはじめとして多くの人が関わって日本の動物が守られているということが分かりました。さらに、実習中に検疫官の方々とお話しさせていただき、動物検疫所で働く皆さんは責任感と使命感を持って仕事をしているということが分かりました。インターンシップで学んだことを役立てて、やりがいや使命感を感じられる仕事に就く事ができたらと考えています。
 最後に、この場をお借りして今回のインターンシップでお世話になりました皆様に心から感謝申し上げます。

杏林製薬株式会社
インターンシップレポート

獣医保健看護学科 3年次 M.K.

私は8月5日から8日までの4日間、杏林製薬株式会社のMR職のインターンシップに参加してきました。
 MRというのは、製薬企業において医療用医薬品に関する情報を医師や薬剤師に対して提供する営業職です。インターンシップの初日はMRについて、また、製薬業界についての理解を深めるため、御茶ノ水にある本社にインターンシップ参加者が全員集まって講義を受け、グループディスカッションなどを行いました。2日目・3日目は各営業所のMRの方に付いて、総合病院や診療所、薬局での仕事に同行させていただきました。1日スーツを着ていることすら初めての体験で、社会人の方とどんな話をしたら良いのだろうと緊張していましたが、MRの方は、私の質問に親切に答えてくださり、仕事の内容や、ご自身の学生時代の思い出など、移動の車内などで様々なお話をしてくださり、非常に勉強になりました。また、インターンシップには他校のさまざまな学科の学生が参加していました。自分の意見や将来についての考えをしっかり持っている方達ばかりで、グループディスカッションではとても良い刺激になりました。
 このインターンシップを通して、働くことの大変さを、身をもって体験することが出来たことは、大きな学びとなりました。インターンシップ期間中お世話になった方々にこの場をお借りしてお礼を申し上げます。

動物科学科編

大宮公園小動物園
インターンシップレポート

動物科学科 3年次 T.N.

私は夏季休暇を利用して8月上旬の10日間、大宮公園小動物園にインターシップを兼ねた飼育実習に行ってきました。
この大宮公園小動物園は、文字通り大宮公園内にある小さな動物園ですが、様々な動物が飼育されています。園内で飼育している動物は全て4名の職員により管理されているため、担当する動物種や個体数が多く、動物に合わせたエサの切り方等を全て把握しておく必要があります。また、少数で動物園を管理しているため徹底した作業の効率化が図られていました。
動物園実習では、「形になるものを残す」ということで、実習生に看板等の製作物の課題が出されます。最終的に実習生が自分で考え、製作したものは園内に設置してもらえます。そこで私は二ホンアナグマの給餌器を製作しました。自分自身の力を試す良い機会となりました。
最後になりますが、お世話になった大宮公園小動物園の皆様、キャリア支援センターの方には心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

独立行政法人 家畜改良センター 茨城牧場 長野支場
インターンシップレポート

動物科学科 2年次 S.I.

私は家畜としての山羊に興味をもち、2週間、独立行政法人が運営する山羊牧場、茨城牧場長野支場へインターンシップを兼ねた実習に行きました。ここでは大型で高価な機器が多く備えられており、山羊の搾乳をはじめ、家畜用の体重計での体重測定、エコーを利用した妊娠鑑定などの飼養管理を学ぶことができました。
 また、農家を訪ねて山羊乳を利用したシェーブルチーズや飲むヨーグルトをいただいたり、実習期間中に重なった牧場主催の牧場まつりへ参加したり、群馬県で行われた山羊の共進会(山羊の美人コンテスト)への同行もさせていただきました。
 私自身は山羊に関して、動物園のふれあい広場などでの愛玩動物としての利用などを強くイメージしていましたが、山羊乳の利用に工夫をこらされている農家の方々、山羊を耕作放棄地の除草や社員の癒しに有効として飼育されている企業の方々とお話する機会をいただき、様々な可能性を感じました。
 この貴重な経験を糧に、山羊について今後もさらに勉強し、理解を深めていきたいと思いました。

共立製薬株式会社
インターンシップレポート

動物科学科 3年次 R.I.
動物科学科 3年次 M.Y.

わたしたちは茨城県つくば市にある共立製薬株式会社の研究開発部に4日間インターンシップに行ってきました。わたしたちは対象の動物種として豚、鶏に絞って学びました。
研究開発部では対象動物の管理から製品化まで一連の流れを手掛けています。そのため、インターンシップでは午前中は主に豚、鶏の体温測定や採血などといった体調管理や実験に必要となるデータの収集を行い、午後はウイルス感染価測定や剖検といった実験をさせていただきました。
このような実験を行うことで作製したワクチンの安全性、有効性を研究室内で調べ、野外でワクチンを投与しその後の経過を観察することでさらに安全性、有効性を確かめた上で製品化されているということが分かりました。
4日間という短い間でしたが共立製薬株式会社の皆様、特にお世話になった研究開発2部の方々には心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

浅間家畜育成牧場
インターンシップレポート

動物科学科 3年次 Y.S.

私は地域に密着して、現地の農家をサポートする職種に興味を持ち、群馬県の浅間家畜育成牧場でのインターンシップに参加しました。
浅間家畜育成牧場は浅間山の標高1300mに位置し、500頭弱の育成牛が夜間放牧されています。800ヘクタールの土地は放牧地として使われるほかにも採草地として使われ、その牧草をサイレージやヘイレージにし、放牧が出来ない冬場の飼料としています。
非常に多くの事を学ばせて頂いた今回のインターンシップで、特に直腸検査が印象に残っています。直腸検査とは肛門から手を入れ腸壁越しに子宮や卵巣を触診することですが、私はなかなか上手くいかず、焦り、もう触診できないと半ば諦めてかけていました。しかし、職員の皆様の丁寧な説明や講義が大きな助けとなり、諦めずに続けるとついに卵巣や卵胞、黄体を触診することが出来ました。この経験は、アドバイスをしっかりと聞き、物事を諦めずに根気よく続けることの大切さを私に教えてくれました。
不安と期待に包まれて始まったこのインターンシップは、職員の皆様のご協力のお陰でとても充実したものとなりました。最後になりますが、このインターンシップでお世話になりました浅間家畜育成牧場の全ての方に、心より感謝申し上げます。本当に素晴らしいインターンシップなので後輩の方々も是非参加してみてください。

食品科学科編

農研機構食品研究部門
インターンシップレポート

食品科学科 3年次 I.T.

 私は夏季休暇中に、約2週間茨城県つくば市にある農研機構 食品研究部門 食品安全性解析ユニットにインターンシップでお世話になりました。今回のインターンシップで行った実験は、放射性セシウムを含む玄米を使って、表面を加工した場合の炊飯調理前後における放射性セシウム濃度を測定し、玄米表面の加工が炊飯調理での放射性セシウムの動態に及ぼす影響を解析するというものでした。今回の実験では、炊飯調理することにより炊飯後の放射性セシウム濃度が炊飯前より低下することがわかりました。福島県産の農作物は2011年3月11日に起きた原発事故以来放射性物質による汚染が懸念されてきましたが、今回の体験から、福島県産の農産物を消費者の方々に手にとってもらえるよう信頼性のあるデータを提示し、摂取しても人体に影響はないということを広めてゆく必要があると感じました。
 このインターンシップを通じて食品を取り扱い、その情報を提供してゆくことの難しさを改めて感じました。また、学内では取り扱うことがないような実験器具や機器を使用するという貴重な体験も出来ました。お世話になりました食品安全性解析ユニットの方々にこの場を借りて心よりお礼申し上げます。
(2017年9月26日更新)

株式会社虎屋
インターンシップレポート

食品科学科 3年次 N.Y.

 夏季休暇の2週間、株式会社虎屋の製造職のインターンシップに参加しました。私は東京工場製造課で主に実習をさせていただきました。本社では和菓子や日本の年中行事、原材料の講義があり、工場での実習で理解が深まりました。
 東京工場には製造課の他に流通センターと品質管理課があり、製造課では主に生菓子、焼き菓子、饅頭、赤飯等を製造しています。原材料、品質基準、生菓子や焼き菓子や特注品等の製造を見学させていただき、実際に季節の生菓子の製造・トレー詰めやゴルフボール最中の製造・箱詰め等の多くの作業を体験させていただきました。大量生産の工場とは異なりほとんどが手作業で分担して作られ、見えない部分まで丁寧に作業されていたのが印象的でした。手作りだからこそ責任を持ってこだわり抜いたお菓子をお客様にお届けできると感じました。また、食の安全面での工夫もありました。アレルゲンとなる卵を使用する焼き菓子と不使用の生菓子では製造する階が分かれていたり、異物混入を防ぐために作業前だけでなく作業中も一定時間経つと粘着クリーナーで作業服を清潔にしたりという対策がとられていました。大学で講義がありましたが、製造する立場に立ってみて、ルールを前提として食の安全を守る大変さを実感しました。
 大変充実した2週間であり貴重な経験となりました。お世話になった皆様に感謝しております。物事に取り組む姿勢を考える機会となり、今後の学生生活にも生かしていきたいと思います。

農研機構食品研究部門
インターンシップレポート

食品科学科 3年次 Y.K.

 私は夏季休暇中に5日間ほど、茨城県つくば市にある農研機構の食品研究部門食品分析研究領域非破壊検査ユニットにインターンとしてお世話になりました。インターンシップでは実験以外にも施設の案内、行われている研究の説明、近赤外分光法の講習会を受けてきました。実験では可視光線より波長の長い近赤外線や赤外線領域の波長を測定する機器を用いて実際に吸光スペクトルを測定し、出てきたデータの特徴について説明を受けました。講習会では企業の方などと一緒に、近赤外スペクトルの測定原理や実用化された機械を使う体験会、実験で得られたデータの解析方法などについて学びました。この講習会で近赤外分光法について理解が深まったのと同時に、データの解析の難しさを実感しました。近赤外分光法は糖度計に応用されているだけでなく、牛乳の一般生菌数測定や空港にあるペットボトルの中身に危険物が入っているかどうかを調べる装置等にも利用されていることを知り、その拡張性、柔軟性の高さを感じました。
 短い期間でしたがこのインターンシップでは有意義な時間を過ごせました。非破壊検査ユニットの皆様に厚く御礼申し上げます。

株式会社らいふホールディングス
インターンシップレポート

食品科学科 3年次 Y.O.

 私は2月17日から2月19日の3日間、らいふホールディングスでのインターンシップに参加し、業務の説明や実際に検査室での業務の体験をすることができました。
 インターンシップでは初めに検査センターの案内、各部署・検査室の説明を受けました。検査室は食品微生物検査室、放射線検査室、腸内細菌検査室、理化学検査室、昨年末新しく設立されたハラル検査室があり、インターンシップ中にそれぞれの検査室での業務の体験をすることができました。
 食品微生物検査室では食品中の微生物の有無を確かめる食品微生物検査、調理器具や手の平の菌数を確かめるふき取り検査、食品の期限を決める保存検査など、行っている検査の説明を受けました。その後、検体への前処理や検査に使用する培地の作成をさせていただきました。
 放射線検査室では放射線量検査と異物検査を行っており、異物混入検査では機器を用いて異物を同定する風景を見学することができました。
 腸内細菌検査室では顧客より指定された細菌・ウィルスについて検便を行っています。ここでは検便の流れについて説明をいただき、最初の手順である検査項目ごとに検体を仕分ける作業をさせていただきました。
 理化学検査室では検査項目の1つである水質検査の検体の培地への塗布や混合といった作業をすることができました。
 ハラル検査室では見学の際に検査の説明と同時にハラル認証に関する講義をしていただきました。
 インターンシップを通し、実際に体験しなければ知ることのできない検査以外の業務の重要性についても学ぶことができ、社会における連携の大切さを学ぶことができました。また、インターンシップ中には大量の検体の仕分けをさせていただく機会があり、近年の食の安全・安心への関心の高まりを実感しました。
 3日間という短い期間でしたが、数多くのことを学ぶことができたと感じております。今回のインターンシップでお世話になったらいふホールディングスの皆様にこの場をお借りして心よりお礼申し上げます。
(2016年03月23日更新)

農研機構食品総合研究所
インターンシップレポート

食品科学科 3年次 S.K.

 夏期休暇中に、以前から興味があった産地判別の研究を行っている茨城県つくば市の農研機構食品総合研究所の分析ユニットに、インターンとしてお世話になりました。行った実験の内容は、パンから小麦由来のタンパク質を抽出し、小麦粉の産地を判別するために安定同位対比を測定することと、そば中のそば粉の割合を安定同位対比によって調べる実験のためのサンプル作りを行いました。
 大学にはない元素分析計等の原理やセッティング方法を教わり、事前学習をしていた内容の理解が深まり、より一層食品の分析に興味を持つことができました。また、近年問題になっている産地偽装についての決定的な証拠となる科学的根拠を求めていくためには、私の予想していた以上の時間やサンプル数が必要であるということに驚きました。このことから、沢山の人の手によって食品の信頼が守られていると感じました。
 このインターンシップを通して、食品分析の大変さや大切さ、楽しさを改めて感じることができました。お世話になった食品総合研究所の方々にこの場を借りて心よりお礼申し上げます。

豊島区池袋保健所
インターンシップレポート

食品科学科 3年次 R.T.

私は、8月25日から29日までの5日間、豊島区池袋保健所の生活衛生課食品衛生担当にインターンシップに行ってまいりました。
 食品衛生担当(食品衛生監視員)の業務には、飲食店の営業許可、営業施設に対する監視・指導、食品衛生に関する知識の普及・提供、苦情や相談への対応などがありますが、これらの業務内容について、保健所の皆様にとても詳しくお教えいただいたお陰で、食品衛生監視員の仕事がより深く理解できたとともに、自分が考えていた以上に食品衛生監視員の仕事が多岐にわたっているということを再認識しました。
 今回のインターンシップでは、実際に食品衛生監視員の方達に同行して、営業許可申請があった飲食店等の設備が査定項目に該当しているかどうか、図面などを見ながら確認する実査・監視に立合いました。普段の生活の中では、様々な飲食店等の厨房をじっくり見ることがないため、とても貴重な経験となりました。
 また、食品取扱い従業者や一般の方などを対象に、衛生知識向上のため業種別に行う食品衛生講習会にも同行させていただき、様々な飲食店が扱う食品の、食中毒発生状況や原因菌防止方法等について知識を深めることができました。
 5日間という短い期間ではありましたが、様々な経験をさせていただき、大変勉強になりました。
 最後になりますが、今回のインターンシップでお世話になりました皆様に心より感謝申しあげます。ありがとうございました。

株式会社らいふホールディングス
インターンシップレポート

食品科学科 3年次 Y.I.

 私は2月17日から2月19日までの3日間、インターンシップで株式会社らいふホールディングスに行ってきました。このインターンシップでは、初めに社会人としての挨拶の仕方や電話の掛け方といった基本的なビジネスマナーを学び、環境分析センターで実際にどのような方法で食品や腸内細菌の分析を行っているのかを学びました。
 挨拶の仕方では発声とともに笑顔、お辞儀の角度などをご指導いただきました。また、電話の掛け方では相手の呼び出し方、不在時の対応などを学びました。出来るだろうと思っていても、実際にやってみると上手くできないものでした。丁寧にご指導いただき、少しは改善できたかと思います。今回学んだことは社会人になった時に活かせると感じました。
 分析センターは放射線含量検査室、食品理化学検査室、食品検査室、腸内細菌検査室の4つに検査室に分かれています。放射線含量検査室では実際の操作などは見ることができませんでしたが、使用している機器の説明をしていただき、検査室の見学もできました。理化学検査室では食品成分分析や水質検査を行っている様子を見学し、説明をしていただきました。食品検査室では食品中の細菌検査や保存検査を行っている様子を見学し、実際に培地を作成したり培地に塗抹したりといった作業をさせていただきました。また、腸内細菌検査室では一日に何千と届く検体の受検者入力や、検査の前準備の作業をさせていただきました。実際の操作はあまりできませんでしたが、それぞれの分析についての知識や技術を身につけることができたと思います。どの検査室も検体数がとても多く、現代は食の安全が重要視されているということを再確認し、分析の仕事の大切さを実感しました。
 3日間という短い期間ではありましたが、様々な経験をさせていただき、大変勉強になりました。今回のインターンシップでお世話になった皆様に、心より感謝申しあげます。ありがとうございました。

最新のインターンシップレポート