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エントリーシートを読む採用担当者の嘆き

2009/10/16 更新
偶然だが何人かの、企業の採用担当者の言葉を聞いた。
何枚もエントリーシートを読んでいると、キレそうになると言う。何故かと訊ねると「誠意が感じられないから」。誠意とな。
「でも、履歴書やエントリーシートって書きにくいものだし」
「でも、ちょっとは第三者が読むと思って書け!と言いたいんだよね」
コイツは書いてから一度は読み返したのか?!と思うことの連続らしい。誤字脱字だらけだったり、字があまりにも読みにくかったり、文章が尻切れトンボになっていたり、最初と最後で「デスマス調」から「デ・アル調」に変わっちゃってたり…次々とそういうものばかり読んでいると、莫迦にされているようで泣けてくるそうだ。
大学の後輩のエントリーシートを見かねて、赤い注意書きをしてそっと返してやる社員もいると言う(こんなイイ人は少ない)。

書くほうにしてみれば、シートの空白を埋めるだけでいっぱいいっぱいだと言いたい。
が、採用は卒業と違う。
卒論が「なるべく卒業させる=及第点をつける」ことがお約束だとすれば、採用は「合格者を選ぶ=落とすポイントを探す」ことをテーマにしていると言える。結局は、アラさがしをされるのだ(もちろんアピールポイントもチェックするわけだけど)。

エントリーシート本を読むのもいい。が、まずは書いてから読み返そう。どう書くかもついでに工夫してみよう。支援図書でも文章読本など取り上げてみるので、参考にしてほしい。
たとえばあなたは、「愛読書・愛読雑誌」の欄があったら何を書く? 書くものがないひとは、図書館で探せないかな。
『ミミヨリ』欄では地道なエントリーシート攻略をめざすぞ。

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