本学科では人間とともに暮らす動物について、遺伝子から動物個体さらには人間社会との関わりまでを科学的に理解し、専門的知識と技術を身につけ、社会の動物関連分野において活躍できる人材を養成することを教育方針としています。そのため、通常の講義による授業に加え、学外動物実習等の実習を重視したカリキュラムを編成しています。また、3年次からは各研究室に所属し、4年次から本格的に卒業論文のための研究に取り組みます。
動物科学科とは?「動物を総合的に科学し、総体的に知る」学科です。
動物科学科の「3つの学び」。それは動物科学科に入学すると何を学ぶか、動物科学科独自の3つの領域をわかりやすくまとめたものです。
「食料資源としての産業動物の生産と機能特性を学ぶ」
肉牛、乳牛、産卵鶏、ブロイラー鶏といった産業動物の機能特性を栄養学、生化学、遺伝学の観点から学びます。また、肥満や糖尿病などが問題となってきている伴侶動物の栄養学も学びます。
(動物栄養学教室、動物生産化学教室、動物遺伝育種学教室)
「遺伝子工学・細胞工学の手法により遺伝子と細胞の機能から動物を学ぶ」
遺伝子工学や細胞工学などのバイオテクノロジーの修得と、これらの技術により明らかになってきた動物の遺伝子や細胞の働きを分子生物学、遺伝子工学、細胞工学の観点から学びます。
(動物生殖学教室、動物生理制御学教室、実験動物学教室、動物生体防御学教室)
「人間社会への動物の関わりを経済学、経営学の視点から学ぶ」
産業動物や伴侶動物などを扱う動物産業分野における生産-販売-消費システムの経営学・経済学や、有機農業などの農業のあり方や人間と野生動物との共生についても学びます。
(食料自然共生経済学教室、システム経営学教室)