日本獣医生命科学大学 IR推進委員会では、大学運営、学生の学修行動、入試やキャリア等、学内の様々なデータを収集・分析し、中長期計画「ニチジュウミライ図」実現のための計画立案や意思決定に役立てています。みなさんにそのデータを一部ご紹介します。
日本獣医生命科学大学におけるIRの取組み
平成28年のガバナンス改革等を目的とした学校教育法等の改正などに対応するため、平成28年8月に「IR推進センター(平成30年4月に学長室・企画調査課に改組)」を設置。
平成30年6月に本学の客観的状況を収集・分析し、学内外に対して必要な情報を提供することを目的に、「IR推進委員会」を設置。
IR推進委員会の主な取組み(収集・分析)
学生調査(上級生調査・一年生調査) 、新入生アンケート、卒業生アンケート、入試区分別調査
学修時間の実態及び学修行動の把握、学修成果の把握等、分析報告書の作成
収集・分析したIR情報の活用
IR推進委員会にて作成した調査・分析報告書は、学長が自らのリーダーシップの下に戦略的に大学を運営できる体制を構築するための会議体「大学戦略会議」にて報告し、その後、学内の全ての教職員と共有し、各種委員会や学科会等、様々な会議体にて活用しています。
IRデータ活用による教学改善の事例紹介
本学で行っているアンケートや、データ分析によって得られた結果をもとに行った教学改善の事例を紹介します。
きっかけのIRデータ | 改善の概要 | 改善事例 |
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令和4年度卒業生アンケート | 【食品科学科】 ディプロマ・ポリシーが分かりにくいため、令和5年度より一部変更した。 |
教育上の目的・3つのポリシー |
令和4年度卒業生アンケート | 学生の要望に基づき、大学ポータルに図書館や生協等の情報を掲載した。 | 大学ポータル |
令和2年度新入生アンケート | 不安なこととして、パソコンを使用した授業(遠隔授業含む)や履修登録等に関する内容が多く挙げられていたため、上級生との学生相談の場を設定した。また、食品科学科では新入生にパソコンに関するフォローアップ講座を毎年実施している。 | 食品科学科新入生オリエンテーションを実施しました |