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第3号:動物血液の迅速無機元素分析法に関する研究

田﨑 弘之(教授/獣医学総合教育部門 獣医学総合教育分野)

2015/09/17 更新
ケモメトリックスは、実験で得られた大量のデータ処理を数学的、統計学的手法を活用しまとめることで、実験結果の解釈を容易にすることを目的としています。私が主査を務めまして、平成25年度に本学大学院獣医学専攻で博士号を取得された高橋文人氏(日本食品分析センター)の学位論文は、血清中の20種類以上という大量無機元素の成績をケモメトリックスの手法でまとめまたものです。産地偽造防止のためにDNA解析、月齢判別のために目視による判別が用いられていますが、肥育牛を用いて血清中の元素によりウシの肥育条件と肥育環境を分類できるかということを検討いたしました(学位論文第3章)。大量のデータをまとめることができる多変量解析という統計の手法にて、得られた元素の成績をまとめた結果、月齢や肥育条件によりウシの集団を分類することが可能であることが示唆されました。第4章では、付属牧場のウシから得られた試料を用いて、第3章で得られた判別に関しての成績が正しいかを検証いたしました。学位論文の詳細に関しては、日本獣医生命科学大学学術リポジトリ(http://id.nii.ac.jp/1135/00000028/)に掲載されています。
最後に、牧場での試料採取にご協力をいただきました 吉村 格牧場長、小林 眞理子副牧場長、長田 雅宏講師および水谷 尚講師に深謝いたします。

日本獣医生命科学大学学術リポジトリ:http://id.nii.ac.jp/1135/00000028/