食品科学科 学生
食品科学科4年 石川 真由香
「身近な食品を学んで作って見えること」
私は商品の裏に付いている食品成分表示を見るのが好きです。
そこに書いてある保存料や酸化防止剤はどのようなものなのか気になり、食について様々な面から学ぶことのできるこの学科を選びました。大学の授業では、講義と関連した実習があり、学んだことを即実践することで理解を深めていきます。初めて見る実験器具もあり、毎回ワクワクしました。
数ある実習の中でも、特に印象に残った実習は畜産食品製造学実習です。この実習では原材料からチーズ・ヨーグルト・バター・アイスクリーム・ソーセージ・ハム・ベーコンを作り、みんなで試食しました。普段見ることのできない豚の半丸枝肉は迫力がありました。また、塩漬や燻製といった工程を自ら行うことで、食品に表示されている添加物の意義についてもしっかり理解することが出来ました。
いつもは簡単に購入して食べている食品を作ってみて、作り方を考えた人や長時間かけて作っている製造者の方に、改めて尊敬と感謝の気持ちを持つ良い経験になりました。
また、大学生活の楽しみの一つにサークル活動があります。私は愛奏会ウインドアンサンブルという吹奏楽サークルに所属しています。
先輩と後輩の仲が良く、研究室などで忙しく十分に参加できなくなっても楽しく続けることができています。夏の合宿では毎年、八丈島に行っています。島の小学校の体育館でミニコンサートを開かせて貰い、小学生と合同演奏という形で交流活動をしています。他のサークルでも、それぞれの特徴を生かして様々な活動を行っているようです。
皆さんも、日本獣医生命科学大学の食品科学科で、充実した学生生活を過ごしてみませんか?
食品科学科 学生
食品科学科4年 長尾 曉
「グローバルな視点で“おいしさ”を科学する」
私は普段食べていて「おいしい」と感じる食品がどのようにして「おいしさ」を発現させるのか、また健康に良いと言われている成分が体内で、どのように作用するのかを知りたいと思い、この学科に入学しました。
食品科学科では、食品の成分をはじめ機能、衛生、経済など食について幅広く学ぶことができます。1、2年次で数学や英語、社会学などの一般教養と、生化学および食品化学といった食を学ぶ上での必要な基礎科目を学び、3年次で食品衛生学や栄養化学などの食に関する専門的な科目を学ぶことができます。
また、2、3年次では実習があり、実験をする上で必要な技術を身につけていきます。
その中でも特に印象に残ったものに、北海道実習とオーストラリア実習があります。北海道実習では、函館の市場やハム・ソーセージ、ワインなどの工場を見学し、北海道の特産品や各々の製品の製造過程を知ることができました。
オーストラリア実習は、日本とは違った食材や市場、文化を直接見て体験することができたと同時に、シドニーやゴールドコーストといった観光地を見学することができ、とても貴重な体験が出来ました。両実習への参加により、グローバルな視点で「食」を学ぶことができ、とても勉強になりました。
さらに3年次では、各自が興味を持った分野の研究室に所属し、今まで学んできたことを活かして研究を進めていきます。研究室のゼミでは、研究成果の中間発表や英語論文を読んで発表することを通し、プレゼンテーションの能力を高めていきます。
現在では、食品機能化学教室で食品の「おいしさ」の発現を寄与する成分の解明についての研究に取り組んでおり、充実した日々を過ごしています。
この学科はクラスの人数が少ないのでクラスメイトとの交流や勉学を学ぶ環境としてとても優れています。食に興味のある方や将来「食」に関わる職業に就きたいと考えている方に、食品科学科はお薦めです。