日本獣医生命科学大学は、明治14(1881)年に東京都文京区にある護国寺の一隅で開学して以来、生命科学系の最高学府として136年の歴史があります。
 教育理念は「愛と科学の心を有する質の高い獣医師と専門職および研究者の育成」であり、学是は「敬譲相和」です。創造力・実践力に満ち、謙譲と協調、慈愛と人倫をわきまえ、人間性豊かな学究の育成を目的とする獣医学部に獣医学科と獣医保健看護学科、応用生命科学部に動物科学科と食品科学科の2学部4学科、大学院獣医生命科学研究科に獣医学専攻、獣医保健科学専攻、応用生命科学専攻の1研究科3専攻を置く、教職員200名、学生約1,800名の小規模ながら伝統に輝く学府です。
 付属施設には、現代の高度獣医療と獣医学教育を担った最先端獣医療施設として付属動物医療センター、産業動物の生産と産業動物獣医療の教育施設として富士山麓に富士アニマルファームがあります。
 本学は、獣医学、獣医保健看護学、動物科学、食品科学を究める教育・研究の拠点です。今、地球規模で直面している動物共通感染症、環境や食料、エネルギー問題などに対して、従来の一つの学問領域からのアプローチでは解決の糸口がなかなか見えてきません。この問題に立ち向かうためには、人と環境の調和、生命資源の有効活用を軸に農学や医学、理学、工学などの融合が必要です。学問の相互の関係性を深め、広い視野で対応していくことが求められています。
 全学を挙げて、また、多くの異分野との融合・連携により地球規模における獣医療への貢献とともに安全な食料資源を供給して健康を担保し、併せて生物多様性の保全に努めるなど今世紀の難題に挑み、豊かな社会づくりに貢献していきたいと考えています。