平成23年2月8日に行われた動物科学科の卒業論文発表会。その様子を写真でご紹介するとともに、卒業論文を発表した学生と指導した教員の声をお届けします。
4年 大畑 絵美
私は、国内の空港の滑走路周辺から産出される「刈り草」の畜産的有効活用を促進することを目的とした研究に取り組みました。これは、空港事業において廃棄物扱いとされている「刈り草」を、家畜の飼料や敷料として利用することで、「刈り草」の畜産的有効活用を促進していこうとするものです。
→続きを読む永松 美希 准教授
食料自然共生経済学教室は、学生1人1人が各人の関心のある問題を掘り下げ、その問題解決に向けて、丁寧なフィールド調査を行い、論文に仕上げるという学生の問題関心と主体性を大切にした指導を行っている。
→続きを読む4年 井出 貴宏
私は「東京酪農における酪農経営の現状とアニマルウェルフェア意識からみる今後の展望」というテーマで卒論を行いました。
私は酪農に興味があったことに加え、研究室でアニマルウェルフェアに関する研究も盛んに行われていたことからこの研究を行うこととしました。
撫 年浩 准教授
動物栄養学教室では、牛などの家畜を対象に研究を行っているため、4年生は学外での調査・サンプル採取となります。北海道、福島、栃木、アニマルファーム。学内での苦労もさることながら、大人の世界に混じって作業を行った苦労は大変なものであったと察します。
→続きを読む4年 鈴木 英彦
「黒毛和種去勢牛の購入時の体型の違いがその後の産肉形質に及ぼす影響」について発表しました。卒論がこんなに大変だとは1年前は想像もできませんでした。講演要旨提出、発表会、本論提出と続くのですが、どれをとっても初めての経験で体も頭もフル回転が必要でした。
→続きを読む田中 実 教授
これまで取り組んだ卒業論文の成果を学科学生および教員の前で発表する卒業論文発表会が開催されました。「原稿を読まずに顔を上げて発表しよう」ということで行なわれていますが、殆どの学生にとって大勢の聴衆の前で発表すること自体が初めての経験であり、その上原稿なしで発表するということには大きなプレッシャーを感じたと思います。
→続きを読む4年 羽深 真里
私は“ウズラEyes absent3の季節性機能の解明”をテーマとし、卒業研究に取り組みました。近年、下垂体隆起葉は日長を伝達する重要な部位として注目されていることから、ここで発現するEyes absent3も何らかの季節性機能を持っているのではと考えたからです。
→続きを読む4年 三浦 奈美
私は、ウシの乳房炎に関する遺伝子の検索と乳房炎発症との関連について発表しました。ウシや酪農家にとって損害の大きい乳房炎という病気を遺伝子という観点から探り、解明するという研究テーマに興味を持ち、研究室に入室してからの約2年間、先生方や先輩方の支えのもと研究を進めてきました。
→続きを読む岡田 幸之助 講師
今年度も2月上旬に動物科学科恒例の卒論発表会が開催されました。卒論発表会は、4年生が研究室で各自行ってきた卒業研究の成果を発表する場であるとともに、大勢の面前でプレゼンテーションするという経験の場でもあります。
→続きを読む4年 神谷 賢治
大学に入学して様々な科目を受講した。その中でも特に興味深く面白いと感じる講義に出会った。その気持ちを無駄にしたくなかった。大学で学んだことを「ただなんとなく学んだ」程度に終わらせたくなかったのである。
→続きを読む天尾 弘実 教授
本研究室では6名の4年生が個々のテーマで卒業論文に励んだ。内容は本研究室のメインテーマであるマウスの消化管内抗酸化酵素SOD活性関係が2題、無菌マウスの免疫、Ⅱ型糖尿病マウスモデルの摂食抑制ホルモン動態、マウス・ラット由来薬剤耐性黄色ブドウ球菌の検索、マウスの自己免疫性強膜炎モデルが各1題と多岐に渡る。
→続きを読む4年 三上 隼人
私は、多因子遺伝性肥満・糖尿病モデルマウスにおける摂食抑制ホルモン(PYY)の週齢による血中濃度変化の比較検討を目的として実験を行いました。実験の結果から、Ⅱ型糖尿病症状を示すTSODマウスはPYYの合成分泌が亢進しているにも関わらず摂食が抑制されておらず、PYY抵抗性の状態であることが示唆されました。
→続きを読む全6枚 ※画像をクリックすると大きな画像が表示されます。