食品経済学教室

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研究室紹介と研究内容

食品経済学教室は、食品に関する諸問題について社会科学的な視点からアプローチします。その対象となる範囲は広く、農畜水産物の生産現場から、製造・流通を経て、家庭や外食における消費に至るまで、幅広い分野が研究テーマとなり得ます。いくつかの具体例をあげるならば、以下のとおりです。

  • ①安定的かつ効率的な農畜産物の生産システムは、どのようして作られるのか?
  • ②都市近郊農業を長期的に維持して行くには、どのような取り組みが求められるのか?
  • ③農畜水産物が産地から家庭で消費されるまでの間には、どのような課題があるのか?
  • ④農畜水産物はなぜ輸入され、どのような経路によって流通するのか?
  • ⑤食品産業は販路拡大に向けて、どのようなマーケティングを行っているのか?
  • ⑥食品産業は安心・安全な食品を提供するため、どのような取り組みをしているのか?
  • ⑦次代を担う子供たちに対し、どのような食育を行えば良いのか? など…

食品経済学教室では、学生が上記のような研究テーマについて調査・研究し、他の学生や教員と「共に考える」ことを通じて卒業論文をとりまとめていきます。

教員紹介

先生イメージ
  • 氏 名:木村 彰利 准教授
  • 学 位:博士(農学)
  • 専門分野:食品・農業経済学、食品・農業市場論
  • 担当科目:経済学、食べ物の科学 入門(分担)、食品経済論、食品市場論、食品企業の戦略と倫理、
           特別講義(コーディネーター)、卒業論文作成指導
  • 研究者情報 (クリックで研究者情報ページへジャンプします)

Close-Up「研究」

教員の主要研究テーマは、以下のとおりです。

  • ①都市近郊の園芸生産地域における青果物の集出荷形態
  • ②関東近郊の園芸生産地域に立地する産地集荷市場の機能分析
  • ③関東近郊の地域流通市場における市場機能強化策に関する実態分析
  • 著書:

    『大都市近郊の青果物流通』筑波書房、2010
    『変容する青果物産地集荷市場』筑波書房、2015

  • 論文:

    「A Study on Strengthening of Market Functions of Local Distribution Markets in Eastern Shizuoka」フードシステム研究69、2016
    「大都市近郊の地域流通市場における市場機能強化に関する研究 -神奈川県湘南地域等を事例として-」農業市場研究102、2017
    「卸売業者による系列仲卸業者を介した市場機能強化に関する一考察 -長野地方卸売市場のA社を事例として-」フードシステム研究78、2019
    「産地集荷市場の卸売業者と産地出荷業者との提携による市場機能強化に関する研究 -長野県北信地域等の果実市場を事例として-」108、2019

  • その他雑誌掲載文:

    「少量多品目の生産を生かした地域野菜のブランド化 ~箱根西麓三島野菜を事例に~」野菜情報Vol.169、2018
    「青果物産地集荷市場による生産者支援 ~(株)赤岡青果市場の取り組みを事例に~」野菜情報Vol.118、2019

学生からの一言

中溝 菜那(食品科学科4年次)

 食品経済学教室では食品が生産されてから消費されるまでの幅広い分野が研究対象になるため、他の研究室に比べて自分の興味に合わせた研究テーマを設定しやすいことが特徴です。研究室にはパソコンやさまざまな文献が揃っており、研究しやすい環境が整っています。ゼミでは食品経済に関する文献を用いた討論や、実際の工場・市場の見学等を行い、知識を深めています。

松永 耀(食品科学科4年次))

 私が思う食品経済学教室の一番の特徴は実際の現場に行くことができるところです。去年は淀橋市場や森永の工場、サントリーの工場などに見学に行きました。
これからの就職活動の参考として、実際の現場を見て働くイメージなどがわきました。