食品基礎科学教室 Research and faculty introduction

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日本獣医生命科学大学 日本獣医生命科学大学

研究室紹介と研究内容

食品基礎科学教室は、本学科で学ぶ専門科目の基礎となる科目(物理学・化学)に関する知識や技術の修得を目的としています。研究室は物理学部門と化学部門に分かれ、物理学部門では様々な自然現象の因果関係を正しく理解すると共に、理論的な思考や推論が養えます。また化学部門では主に食品のおいしさに関わる様々な化学物質について、またその成分の生成メカニズムや、その分析方法の基礎を修得できます。

特に力を入れているSDGsへの取り組み

4 質の高い教育をみんなに
食に関する専門知識を理解するための基礎科目である、化学と物理に関する教育に力を入れています。

食品科学科における持続可能な開発目標(SDGs)

教員紹介

八木昌平講師
  • 氏 名八木 昌平 准教授
  • 学 位博士(食品栄養学)
  • 専門分野物理学・食品物理学
  • 担当科目物理学入門、物理学Ⅰ・Ⅱ、物理学実験、生物物理化学、熱工学、
    食べ物の科学 入門(分担)、食品科学基礎実験
研究者情報

Close-Up「研究」

早期ゼミの研究テーマ

●生命現象におけるSTEM

 STEM(ステム)とは、”Science, Technology, Engineering and Mathematics”、科学・技術・工学・数学を総称する言葉である。科学は、自然現象の法則を見つけること。数学は、法則を体系化すること。工学は、数学や科学を基礎とし、有用な物や環境などを設計すること。技術は、自然界にない有用な物を作ること。科学の基礎を学ぶ。

卒業研究テーマ

物理学は自然現象を理論と実験の両面から研究し、現象の本質を見通すとともに普遍的な法則を探ろうとする学問です。本研究室では、食品や生物を対象として、物理学、物理化学、数理科学的な手法を用いて研究を行っています。

研究テーマ

  • 1. 食品の安全性を評価するために、微生物学的なリスクの予測を目的とし、加工、殺菌、貯蔵中における微生物数の変動の測定と動力学モデルの研究開発を行います。
  • 2. 食品の感覚的(官能的、生理学的、心理学的)な“食感”は、物理的な現象の結果と考えられます。そこで、食品の物理的(客観的)な測定により、食品の連続体力学的な物性の研究を行います。
  • 3. 物理学の理解には、現象をイメージすることが有効です。物理学・自然科学教育に関するソフトウエアの開発を行います。
  • 4. タンパク質や多糖類などの立体構造の予測計算を行います。